
「疲れたから甘いものを食べて元気を出そう」
仕事の合間にチョコレートをつまんだり、自分へのご褒美にケーキを食べたりしていませんか?
実は、その習慣があなたの慢性疲労を長引かせている原因かもしれません。
気功の視点では、過剰な甘いものはエネルギーを生み出す工場である「脾胃(ひい:胃腸)」を弱らせ、気を枯渇させてしまうと考えます。
なぜ甘いものが疲れの原因になるのか?
一時的に血糖値が上がり、元気になった気がするのは偽りの活力です。
その裏では、体の中で以下のような現象が起きています。
- 「湿(しつ)」が溜まる:東洋医学では、甘いものの摂りすぎは体に余分な水分やヘドロのような「湿」を溜めると考えます。これが体を重くさせ、気の巡りをドロドロに停滞させます。
- 胃腸の「気」を消耗する:砂糖の分解には大量のビタミンやミネラル、そして気を消費します。エネルギーを作る場所が、砂糖の処理で手一杯になり、肝心の元気を作れなくなってしまいます。
食べても食べても力が出ないという方は、胃腸が砂糖によってオーバーヒートを起こしているサインです。
胃腸の気を守る食事のコツ
疲れを根本から取るためには、胃腸を休ませることと温めることが最優先です。
【実践】エネルギー効率を高める食べ方
- 「甘味」は自然なものから:砂糖たっぷりのお菓子の代わりに、蒸したかぼちゃや栗、ナツメなど、自然な甘みを持つ食材を選ぶ。これらは胃腸を助け、良質な気を補ってくれます。
- よく噛んで「気」を混ぜる:一口30回以上噛むことで、唾液とともに自分の気を食物に混ぜ合わせます。消化の負担が激減し、エネルギー吸収率が跳ね上がります。
- 冷たいものを避ける:胃腸は「火」の力で食べ物をエネルギーに変えます。冷たい飲み物はその火を消してしまい、強烈な疲労感(気虚)を招きます。
食事を変えれば、体は軽くなる
甘いものへの欲求が止まらないときは、実は深い休息や愛情が不足しているときでもあります。
食べ物で穴埋めをする代わりに、深呼吸をしたり、自分のお腹を優しく撫でたりして、内側から自分を癒してあげてください。
胃腸の気が整い始めると、朝起きた時の体の軽さに驚くはずです。