頑張りすぎが呼吸を浅くする。一日10回、意識的なあくびのすすめ

仕事中や家事の最中、ふと気づくと「息が詰まっている」「呼吸が浅くなっている」と感じることはないでしょうか?

常に気を張って頑張りすぎているとき、私たちの自律神経は「戦うモード(交感神経優位)」になり、呼吸を司る筋肉がガチガチに固まってしまいます。

そんな時、最高の「自律神経リセット術」となるのが、意外にも「あくび」です。

あくびは脳と体を守る緊急避難スイッチ

気功の視点で見ると、あくびは体内に溜まった「濁った気(濁気)」を一気に吐き出し、新鮮な空気を奥深くまで取り込もうとする本能的な浄化作用です。

  • 脳のクールダウン:頑張りすぎてオーバーヒートした脳に、酸素を送り込み、温度を下げる効果があります。
  • 横隔膜のストレッチ:あくび特有の深い吸気は、緊張で固まった横隔膜を大きく動かし、内臓の強張りを解いてくれます。
  • 強制的なリラックス:大きなあくびをすると、涙が出たり、顔の筋肉が緩んだりします。これが副交感神経を刺激し、リラックスへと導くのです。

【実践】自律神経を整える意識的なあくび

人前では我慢してしまいがちなあくびですが、一人の時間や休憩中に「意識的に」出してみましょう。

質の高いあくびを出すステップ

  1. 大きく口を開け、喉の奥を広げる:口を大きく開け、喉の奥に大きな空間を作るイメージを持ちます。
  2. 「ふわぁ〜」と声を出しながら吐く:息を吐き出す時に、溜まった疲れや緊張が全部体から抜けていくイメージで、思い切り声を漏らします。
  3. 伸びを組み合わせる:両腕を上に突き上げ、背伸びをしながらあくびをすると、脊髄を通る「気」の巡りがさらに活性化します。

ポイント:一日10回程度、あくびを「仕事」だと思って積極的に出してみてください。これだけで、浅くなった呼吸が自然と深くなっていきます。

あくびが出るのは、緩み始めた証拠

気功の施術中にも、患者様が大きなあくびを連発されることがよくあります。

これは、深い緊張が解け、自律神経が正常に働き始めたとても良いサインです。

「あくびなんて行儀が悪い」と思わず、頑張っている自分への「ご褒美」として、思い切り大きなあくびを自分に許してあげてください。

名古屋気功心理院からのアドバイス

「あくびさえ出ないほど、体が緊張しきっている」「常に胸のあたりが苦しい」という方は、呼吸に関わる筋肉が深く癒着しているかもしれません。

当院の気功施術では、手当によって胸部や背中の強張りを優しく溶かし、あなたが自然と「大きなあくび」ができるような、余裕のある体へと整えていきます。