
「些細なことにイライラしてしまう」「頭がカーッと熱くなって、夜も目が冴えてしまう」
そんな状態を、気功の世界では「気が高ぶる」、あるいは「気が上気(じょうき)する」と呼びます。
本来、お腹や足元にあるべきエネルギーが頭に集中してしまい、自律神経のバランスが崩れているサインです。
今回は、その高ぶった気を鎮めるための「足裏」ケアをご紹介します。
なぜイライラすると足裏が大事なのか?
気功には「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という健康の基本原則があります。
頭は涼しく、足元は温かい状態が理想です。
- エネルギーの偏り:ストレスや過労が重なると、気は火のように上へ上へと昇る性質があります。頭に気が溜まりすぎると、脳はオーバーヒートを起こし、感情のコントロールが効かなくなります。
- 「アース」の役割:電化製品の余分な電気を逃がす「アース」と同じように、人間も足の裏から余分なエネルギー(邪気)を地面に逃がす必要があります。
足裏を刺激することは、頭に昇った気を物理的に引き下げ、心を静める最短ルートなのです。
1分でリセット湧泉(ゆうせん)のツボ押し
イライラが止まらない時、ぜひ試してほしいのが足の裏にある「湧泉」というツボのケアです。
【実践】気を引き下げる足裏ケア
- 「湧泉」の場所を確認:足の指を内側に曲げた時、一番へこむ部分(足の裏の中央よりやや上)が湧泉です。
- 親指でじわ〜っと押す:息を吐きながら、3〜5秒かけてゆっくり押し込みます。頭にある熱が足の裏から抜けていくイメージを持つのがコツです。
- 足裏全体を叩く:軽く拳を握り、足の裏をトントンと30回ほど叩きます。これだけで気の重心が下がり、落ち着きを取り戻せます。
ポイント:「地に足をつける」という言葉通り、足の裏の感覚を意識するだけで、自律神経はリラックスモードに切り替わります。
頭の熱が引くと、心に余裕が生まれる
気が高ぶっている時は、視野が狭くなり、冷静な判断ができなくなっています。
足裏をケアして気を下ろしてあげると、驚くほど心が軽くなるのを感じるはずです。