
「最近、疲れが取れない」「なんとなく不安で胸がザワザワする」
それは、自律神経のバランスが「交感神経(アクセル)」に偏りすぎているサインかもしれません。
実は、私たちの体の中で、意識的に自律神経をコントロールできる唯一の方法があります。それが「呼吸」です。
なぜ呼吸が「スイッチ」になるのか?
心臓の鼓動や胃腸の動きは、自分の意志で止めることはできません。
しかし、呼吸だけは「無意識」に行うことも、「意識的」に深く吸ったり吐いたりすることもできます。
- 吸う息:交感神経(アクセル)を刺激
- 吐く息:副交感神経(ブレーキ)を刺激
現代人はストレスやスマホの使いすぎで、どうしても呼吸が浅く、短くなりがち。
つまり、常にアクセルを全開にしている状態です。
意識して「吐く息」を長くすることで、強制的にリラックスのスイッチを入れることができます。
気功の視点:「気」は呼吸と共に巡る
気功の世界では、呼吸は単なる酸素の入れ替えではありません。
外にある「清らかなエネルギー(清気)」を体内に取り入れ、体の中に溜まった「古いエネルギー(濁気)」を吐き出す循環の作業だと考えます。
呼吸が浅くなると、体の中の「気」が渋滞を起こし、それが肩こりやイライラ、不眠といった不調につながってしまいます。
自律神経を整える「4・8呼吸法」
今日から寝る前や仕事の合間に、たった1分でできる方法をご紹介します。
- まずは、口から細く長く、全ての息を吐ききります。(体の中の不要なものを出し切るイメージ)
- 鼻からゆっくり「4秒」かけて吸い込みます。
- 口をすぼめて「8秒」かけて、ゆっくりと細く長く吐き出します。
ポイントは、「吸う時間の2倍かけて吐く」こと。
これだけで、高ぶった神経が静まり、お腹の奥(丹田)がじんわりと温まってくるのを感じられるはずです。
まとめ:呼吸が変われば、心が変わる
呼吸は、私たちが生まれた瞬間から片時も離れずそばにある最強のセルフケアツールです。
「あ、今ストレスを感じているな」と気づいたら、まずは深く一息、吐き出してみてください。
それだけで、あなたの体の中の「気」は巡り始めます。